使い勝手やデザイン面で難のあった「Googleサイト」ですが、このたびようやくリニューアルされたようです。
ざっと使ってみましたので、新しいGoogleサイトがどう変わったのか早速ご紹介したいと思います。
なお、新しいGoogleサイトは、Googleサイトの左メニューに「新しいGoogleサイト」リンクからアクセスできます。
※デフォルトの設定では、新しいGoogleサイトへアクセスできないアカウントがあるようです。設定方法はこちらの記事「新しいGoogleサイトにアクセスできない場合の対処方法」をご覧ください。
旧Googleサイトとは全くの別物
まず、使ってみた印象ですが、デザインや機能、インターフェイスなどが大幅に変更されており、リニューアルというよりも、これまでのGoogleサイトとは「全くの別物」になっています。
これまでGoogleサイトは、社内掲示板や社内Wikiなど、「組織内部の情報共有サイトが構築できるCMS」という位置づけでしたが、新しいGoogleサイトでは、利用方法を問わないシンプルな一般サイトが作れるCMSに生まれ変わった。という印象です。
新しくなったテーマとデザイン
新しいGoogleサイトでは、「シンプル」「アリストテレス」「ディプロマット」「ビジョン」「レベル」「インプレッション」の6つのテーマと、テーマそれぞれにテーマカラー5種とフォントスタイルが3種選べるようになっています。
独自のテーマをインポートしたり、テーマをHTMLやCSSレベルでカスタマイズすることはできないようです。
レスポンシブでスマホ対応
新しいGoogleサイトではスマホ対応しています。今となっては必須の機能と言っても良いでしょう。
すべてのテーマは、レスポンシブデザインで構成されており、PCやタブレット、スマホなど様々な画面サイズでも自動的に最適化されます。
プレビューでも、PC・タブレット・スマホでそれぞれどう見えるのか、ワンクリックで切り替えできるため、大変便利です。
ページは簡単に作れるが、HTMLは不可
それでは、コンテンツ(Webページ)の作り方を見てみましょう。
ページは、「行」と「列」の概念を持っていて、そこに「テキストボックス」「画像」「リンク」「アップロードしたファイル」を挿入することができます。
その他にも、GoogleドライブやYoutube、カレンダー、地図、Googleドキュメントなど、Googleサービスのコンテンツも埋め込むことができるようです。
各コンテンツのサイズや位置は、マウスを使って簡単に変えることができます。
HTMLを全く知らなくても、Webコンテンツが作れるよう配慮されていますが、逆にHTMLやJavascript、スタイルシートなどを直接挿入することはできないようです。※2018年1月より、HTMLやJavascriptも埋め込めるようになりました。
また、旧Googleサイトにあった、「変更履歴」「キャビネット」「お知らせ」といった、組織向けの機能がごっそりなくなっています。こういうところからも、新しいGoogleサイトは一般公開サイト用のCMSとして生まれ変わったと言えるでしょう。
メニューとページ構成
ページは、親ページと子ページの2階層まで構成させる事ができます。
子ページの作り方がちょっとわかりにくかったのですが、ページをドラッグアンドドロップで、別ページの下階層に入れるようにすると、親子の関係を持たせることができます。
作成したページはすべてナビゲーションメニューに表示されれます。特定のページだけメニューに表示する。といった事はできないようです。
メニュー上の親子ページは、自動的にプルダウン式となって選択できるようになります。
メニューの位置は、サイト上部か左のどちらか選択できます。それ以外のメニューのカスタマイズはできない様です。
必ず表示されるフッター
新しいGoogleサイトでも、下のような固定のフッターが必ず表示されるようです。
無料のGoogleアカウントならしょうがないかもしれませんが、有料のGoogle Workspaceアカウントの場合は消せるようしてほしいところです。。。
独自ドメインが設定できない!?→できるようになった!
2017年8月のこちらの記事にあるとおり、新しいGoogleサイトでも独自ドメインが利用できるようになりました!
こちらのGoogleの記事によると、残念ながら、新しいGoogleサイトでは、独自ドメインの設定ができないようです。
これは旧Googleサイトにはできた必須の機能だと思いますので、ぜひとも復活してほしいところです。
まとめ
ざっと新しいGoogleサイト紹介しましたが、いかがでしょうか。
機能をシンプルにして、簡単に一般公開Webサイトが作れるCMSとして再構築された印象です。
しかし、独自ドメインが利用できなかったり、HTMLレベルのカスタマイズはできないので、「あまりこだわらないくても良いので、サクッときれいなサイトを作りたい!」というニーズにマッチしそうです。
※2018年1月追記
独自ドメインでの接続や、ページにHTML(Javascript)を挿入できるようになりました。これにより広告やTwitterタイムラインなど他社のウィジットも使えるため、様々なケースで利用できそうです。
新しいGoogleサイトの詳しい使い方については、このサイトでも詳しく紹介したいと思います。