Google Workspaceの料金表
Google Workspaceの主要プランの料金と機能比較表です。プランにより、料金、容量の他、使える機能に違いがあります。上記の表以外にも機能に違いがありますので詳しくはGoogleの公式ページをご覧ください。
メールやカレンダー、ドライブ、ドキュメントといった基本的な機能は、すべてのプランで利用できるので、一般的な企業であれば「Business Starter」または「Business Standard」プランで問題ないかと思います。
年間プランとフレキシブルプランの違い
2023年の料金改定によって、年間プランとフレキシブルプランで料金が異なるようになりました。ここでは、改めてそれぞれのプランのメリットとデメリットを解説します。
年間プラン
年間プランは、12ヶ月契約することを条件に利用料金が割引されるプランです。Google Workspaceの長期利用が見込まれており、ユーザーの増減が年単位でしか変わらない組織に向いています。
契約期間中にユーザー数を増やすことは出来ますが、減らして料金を節約するような事はできません。また契約期間中に解約しても残りの月数の料金が解約時に請求されます。
フレキシブルプラン
フレキシブルプランは、1ヶ月単位の契約となりますが、年間プランに比べて割高となります。しかし、ユーザーの増減に柔軟に対応できるので、1年間に利用ユーザー数が頻繁に創玄するような組織や、半年などの短期利用に向いています。
それぞれ一長一短ありますが、組織の特徴によって適切なプランを選択することが重要です。
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Google Workspaceの料金のしくみ
Google Workspaceの料金は、利用ユーザー(アカウント)1人あたりに料金がかかります。メールアドレスの数ではない事に注意してください。メールアドレスが複数でもユーザーが1人であれば、1人分の料金でOKなのです。
ただし、プランは全ユーザーが同じである必要があります。「このユーザーだけ上位のBusiness Standardにしたい」といったことはできません。
料金のしくみについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
Google Workspaceのその他のプランについて
Google Workspaceには数多くのプランがあります。Enterpriseエディションの中でも複数のプランがあり、料金はすべて「Googleにお問い合わせ」となっています。その他にも教育機関向けのEducationプランや、個人向けのIndividualプラン、非営利団体向けのNonprofitsプランがあります。
Individualプランについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
上位プランで使える機能のご紹介
上位プランで使える機能について、いくつかご紹介いたします。
予約受付ができる「予約スケジュール機能」
予約スケジュール機能とは、店舗の来店予約やオンライン相談会の受付など、お客様がWebから簡単に予約申込ができるGoogleカレンダーの機能です。こちらの記事で詳しく紹介しています。
内部監査向けの「Vault機能」
Vault機能とは、ユーザーのメールやチャット、ドキュメントの記録を保持・検索できる機能です。ユーザーが削除した情報も検索できるため、企業の内部監査などに役立ちます。コンプライアンス意識の高い企業では重要な機能です。
ノーコードでWebアプリケーションが作成できる「App Sheet機能」
App Sheetは、高度なプログラミングを行うこと無く、Webアプリケーションを作成できます。例えば、Googleスプレッドシートをデータベースとした、ユーザーフレンドリーなデータ登録・編集画面をApp Sheetで作成できます。
App Sheetは個別で購入できますが、Enterprise Plusプランであれば追加料金無しで利用できます。
より詳細なアクセス制限ができる「コンテキストアウェア アクセス機能」
Enterprise以上で利用できるコンテキストアウェア アクセス機能を使えば、Google Workspace上のドキュメントや機能に対して、詳細なアクセス制限をかけることができます。
例えば「この資料は社外ネットワークからはアクセス不可」や「モバイル端末からは2段階認証が必須」という具合です。IPアドレスだけではなく、デバイスの状態や様々なユーザー属性を条件にアクセスポリシーを設定できます。
Google Workspaceは高い?
以上、Google Workspace のプランと料金についてまとめてみました。金額については正直、メールとサイトスペースだけであれば、もっと安価なレンタルサーバーはたくさんあります。
しかし、Google Workspaceのセキュリティの高さやメールのスパム判定能力、またオフィス系ドキュメントの同時編集や、テレビ会議システムなどなど、魅力的な機能が利用できることを考えると、決して高くはない金額だと私は感じています。